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■膠原病と関節リウマチ
膠原病は関節リウマチを含む一群の病気を指します。膠原病は、免疫の異常が原因と考えられており、その成り立ちから、自己免疫疾患や自己炎症性疾患に分類されることもあります。また、あちこちが痛くなることが多く、リウマチ性疾患とも呼ばれます。これらは、いずれも個々の病名より大きな分類方法です。膠原病(リウマチ性疾患)には、関節リウマチ以外に、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、全身性強皮症などの複数の病気が含まれます。■膠原病の原因
原因ははっきりしていませんが、ほかの病気と同様に遺伝的な要素(体質)と、環境的な要素(喫煙、ホルモンなど)が影響をしあっておきると考えられています。本来、細菌やウイルスから身を守るべき免疫が、自分自身を敵とみなして攻撃をはじめる(自己免疫疾患)ことや、何らかのきっかけで起こった炎症を抑える能力の低下(自己炎症疾患)があり、これらの影響でいろいろな体の不調をおこします。■膠原病の症状
いろいろな症状を起こします。共通して多いのは、発熱、体の痛み、皮膚症状です。 免疫によって障害され炎症がおこる臓器が違うため、病気によって特徴的な症状があります。例えば、シェーグレン症候群では、口や目の渇きがおこります。皮膚筋炎や多発性筋炎では、筋肉痛や筋力の低下がおこります。■膠原病の診断
症状や診察、血液検査、尿検査、レントゲンなどの画像検査、組織の検査(生検)などを組み合わせて診断します。似たような病気があったり、ほかの病気が合併したりすることがあるので、これらを調べることも大切です。■膠原病の治療
病気や病状によって方針が異なります。一般的には、ステロイド剤や免疫抑制剤を使用して自己免疫反応や自己炎症反応を改善させることによる治療を行います。対症療法で様子をみたり、特殊な薬を使用したりすることもあります。